☆基本の道具
[初めての服作り]あると便利なものも含めた基本の道具
(レベル3ぐらいまではこれで大丈夫です)
「何か始めたい!」と思ったとき、道具をそろえる時間も楽しみのひとつですね。
でも慌てなくても大丈夫!
買ったけど「使わない」「使いにくい」がでてきます。
まずは最低限必要な物だけを揃えて”つくること”を楽しんでください。
少しづつ、できるようになれば、必要なものもわかってきます。
その時じっくり選んで購入しましょう。
まず、これさえあれば”IIYAの型紙が届いたらすぐに始められる”ミニマム道具”をピックアップします。
① まず最低限必要な10点(写真の中から抜粋)の紹介です。
これが揃えば”服作りスタートできます〜
1. 直線ミシン
2. 紙用ハサミ
3. 裁ちばさみ
4. まち針
5. アイロン
6. アイロン台
7. アイロン定規
8. 糸切りバサミ(握りバサミ)
9. ゴム通し
10. シール
この7点ですが、どうでしょう?
無いのは”ミシン”ぐらいと言う方が多いのではないでしょうか?
そうなんです!”服作り”かなりハードルが低いんです。
「全部あるわ」 という方も多いのではないでしょうか?
でもミシンがない方、ちょっと待ってください!!
"とりあえずで安いもの”を購入しないでくださいね。
ミシンで、扱いやすさ・縫いやすさ・やる気・スピード・仕上がりのキレイさ・上達度などが左右されます。
今まで「ミシンが苦手」だと思ってる方は、ミシンが原因の方も少なくないと思います。
ミシンの購入からスタートする方は、じっくり検討してくださいね。
ミシンをお持ちの方は、もう準備万端です!
第②段階の近日中公開予定内容
ロックミシン/ロータリーカッター/カッターボード/おもり(パターンウェイト)/チャコペンとチャコパウダー/リッパー/仕上げ馬
1.直線ミシン

1枚の布が、ミシンをかけるだけで服やいろいろな作品に生まれ変わります。本当に魔法のようですね。
ですが「ミシン=難しい・苦手」と感じている方も多いと思います。
その理由の多くは、使いやすいミシンを使っていなかったからなんです。
学校の授業で使っていたミシンは、すべてがきちんと調節されていたとは限りません。
もし“未調節ミシン”に当たってしまったら、布が進まなかったり、糸が切れたりして、「難しい」「苦手」と感じてしまいます。
そしてそのまま学生時代以来ミシンに触れていない…という方は、きっと多いのではないでしょうか?
お料理でも、切れない包丁ではきれいに切れず、時間もかかってストレスになりますよね。
ミシンも同じで、調節不足のミシンでは糸が切れたり、つったり、目が汚かったりして、縫うこと自体が嫌になってしまいます。
でも安心してください。
今のミシンはとても優秀です。
糸通し・糸調子・糸切り・返し縫い・ボタンホールなど、驚くほど多くの操作が自動化され、初心者でも扱いやすく進化しています。
ミシンにはさまざまな種類がありますので、失敗しないように、その特徴を下記のリンクで詳しくご紹介します。
2.紙用ハサミ

紙用ハサミは身近な道具ですが、切れ味や使いやすさには大きな差があります。 洋裁で型紙を切るときは切り絵のような細かい動きは不要なので、手にフィットし、軽くすべらせるだけで切れるものが便利です。 切れ味の良いハサミは、まっすぐきれいに切れるだけでなく、作業効率もぐんと上がり作業そのものを楽しくしてくれます。 おすすめは、日本メーカーの文房具・刃物・オフィス用品メーカーのハサミ。品質が安定していて安心して使えます。
3.裁ちばさみ
生地の裁断は IIYA ではロータリーカッターが正確に早く裁断できるのでおすすめしていますが、制作途中の細かな部分に裁ちばさみが必要な部分が多々あるので必需品です。
高級な質の良い裁ちばさみは、刃を研ぐことで長く愛用できて“一生もの”になります。ただし、紙や他の素材を切ると切れ味が落ちてしまうため、「布専用」にすることが大切です。
また、近年は研ぎに出せるお店も少なくなってきました。そのため、高級品にこだわらず、国産刃物メーカーのリーズナブルな裁ちばさみを“消耗品”として定期的に買い替えるという方法も一つの選択肢だと思います。
4.まち針

まち針は、布同士がずれないように仮どめするときに使う、大事な基本アイテムです。太さや長さなどさまざまな種類がありますが、実は品質に差が出やすい道具でもあります。
安価なまち針の中には、針先の仕上げが粗く、布に刺さりにくいものや、生地を傷めてしまうものもあります。針が細く、先が鋭利に仕上がっているものを選ぶと、少ない力でスッと刺さるので作業がとても快適になります。
「シルクピン」は細くて刺し跡が残りにくいメリットがありますが、頭がないため落としたときに見つけづらく、生地の中に紛れたまま完成してしまうことも。安全面を考えると、初心者の方には“頭つきのまち針”をおすすめします。
選ぶときは、国内の洋裁用品メーカーが出している洋裁用まち針が安心です。
5.アイロン
裁断前から完成後まで、何度も登場する重要な道具がアイロンです。シワ伸ばしや折り目付け、接着芯貼りなど、作業ごとに適したアイロンを選ぶと仕上がりの質が大きく変わります。
◆スチームアイロン
底面には沢山の穴や凸凹があります
水を入れて使います。水蒸気が噴射し、衣類に水分を含ませながらシワを伸ばしたり折り目を付けるアイロンです。
◎「コードレス」と「コード付き」があります。
・「コードレス」は、コードがないので小回りがききますが、長時間の連続使用には不向きです。たとえば、カッターシャツ1枚をかける途中でも何度も温度が下がってしまい、再加熱を何度も待つ必要があり非効率です。
・一方「コード付き」は、常に高温をキープできるため早くきれいに仕上がります。(機種によっては、置いた状態の時一定時間で切れてしまうものがあります。)
◎スチーム量はメーカーによって差があります。強力なスチーム量のアイロンは霧吹きを使わなくても、スチームだけで素早くきれいに仕上がります。(スチーム+霧吹き付きのものもあります。)
★洋裁や、カッターシャツ等をかけるには、強力スチーム量の常に安定した温度を保てる「コード付き強力スチームアイロン」がおすすめです。
◆ドライアイロン
かけ面はフラットで、スチーム機能がありません
★凹凸がないので、接着芯を貼るのにおすすめです。
◎接着芯をスチームアイロンでかける場合のデメリット
・スチームアイロンは底面に穴や凹凸があるため、接着芯に貼り残しができることがあります。 また、接着芯の糊がアイロンに付かないように、当て布やペーパーをのせてアイロンを掛ける必要がありますが、あて布の下で接着芯がズレたりしわになったりしないよう、丁寧にずらしながらアイロンを掛けるなど、手間がかかります。
◎接着芯をドライアイロンでかけるメリット
・底面がフラットでむらなく均一に圧力がかかる。/当て布無しで直接貼れるので作業がスムーズ。
・スチームアイロンと分けてドライアイロンを接着芯専用にすると、スチームアイロンに糊が付く心配もなく手間が減る。
・失敗が少なく時短になるので価格もリーズナブルで(2000円台からあり)入手可能。(糊が付いても、アイロンクリーナーで取れます。)
IIYA基礎図鑑: [ アイロン ] [ 接着芯・伸び止めテープ ] の各ページに、この他、・温度・当て布・アイロンの使い方等記載しています。
6.アイロン台

アイロン台にも色々な種類がありますね。
・平型(脚なし)(脚付き)・人体型・舟形・スタンド式・卓上式・ 色々買ってみたけど、どれが使いやすいかまだわからない方も多いと思います。
一番使いやすいのは、特大の平型(脚なし)です。脚やスタンドをセットする手間がありません。クローゼットからアイロン台とアイロンを取り出して、リビングのテーブルに置いてかけます。立ってかけると、力が自然と入りやすいので早くきれいに仕上げることができます。大きいアイロン台のメリットは、1度で広い面積がかけれます。小さいと、何度も置き方を変える手間があり、かけたところがまたしわになったりで、時間がかかります。カッターシャツ等も非常にかけやすくきれいになり、ストレスがかなり減ります。かけ面が柔らかすぎるものはきれいにかけるのが難しいです。適度の硬さのある方がキレイにシワが伸びます。
アイロン台は消耗品で汚くなったら買い替えていませんか?
平型脚なしは、脚が潰れた!凹んできた!ということがなく、うまく使うと一生使えると思います。かけ面は少し焦がしたりして、きたなくなります。最初のきれいなアイロン台を保つために、最初から張替え(ではないですが)アイロン台より少し大きめの白い生地を裏で太いマスキングテープなどで固定し、汚くなったら早めに外して取り替えてください。接着芯を同じアイロン台で貼るときは、糊が付いてしまわないように、別の生地を乗せてからかけましょう。
大きな平型アイロン台は少し高価ですが、壊れませんので長く使え、かけやすいのでトータルでお得です。専門学校等やプロが長年愛用していて古くから国内で職人が一つひとつ丁寧に製造しているアイロンがおすすめです。
7.アイロン定規

■ アイロン定規とは
縫い代を正確な幅で、アイロンでしっかり折り目を付けるための必需品です。
・縫い代は、数ミリ違うだけでも、あとで縫い合わせる部分が合わなくなることがあります。
・慣れてくると「最初だけ定規で確認 → あとは同じ幅で折る」ことができるようになります。
・サイズ・大きさ・素材など、各メーカーからさまざまなタイプが販売されています。
● IIYAの使い方・考え方
■ サイズ別にそろえるのがおすすめ
縫い代の幅ごとにサイズ別のアイロン定規を用意すると、作業効率がぐっと上がります。
・折り間違いがなくなる
・生地をしっかり固定できる
・アイロン作業がスムーズになる
■ サイズ別定規の作り方
市販ではサイズ別にそろったものは販売されていませんので 厚紙や市販の定規をカットして作るのがおすすめです。
◎ 厚紙は厚すぎると、きれいに折り目がつかず
定規の厚み分、縫い代が変わってしまうことがあります。薄くて丈夫なものを選んでください。
■ IIYAの実例
上の画像の定規は、100円ショップの商品をカットして作っています。
とても丈夫な素材のため、はさみでは切れません。
・カッターで数回、筋を入れる
・それを繰り返すと、きれいに切れます
・切断面は尖りやすいので、紙やすりで必ず滑らかにしてください
※ サイズは、実際に欲しい寸法より、定規の厚み分だけ(ほんの0.数mm程度)小さめにすると、正確に仕上がります。
■ アイロンのかけ方ひとつで作業のスムーズさに差が出ます。
サイズ別のアイロン定規は、慣れている方は逆にやりにくく感じる方もいらっしゃるかもわかりません。どんな方法でも問題ありませんので、スムーズにできる方法で作業してください。
*使い方の手の動きは
基礎図鑑 P5〜9・10 と はじめてセットの動画 を参考にしてください。
8.糸切ばさみ

名前の通り糸を切るハサミです。
糸切りバサミにも種類があります。
はさみ型・バネ式・握り鋏等がありますが、握り鋏一択です。理由は利き手でつかんでそのまま切れる。まさしく「握る」「切る」がワンアクションでできるからです。洋裁では、何度も糸切りバサミを使うので、ハサミタイプだと、一度つかんで右手の指を入れて持ち変えるという作業が増えるので、かなりスピード感が違います。
また、握り鋏は先端が命です。刃先だけで細かな糸をカットすることができ、リッパーの役目もしてくれます。縫い目の間の少ししか見えてない糸や、ミシンの縫い終わりの糸を、生地の際で見えないように切るのに先端を使います。先端で糸が切れない裁ちばさみは、役に立ちません。購入する時は、先が細くて、鋭い先端を選びましょう。作業効率が全く違ってきます。
9.ゴム通し

ゴム通しは、ゴムや紐を通すときに使う、洋裁の必需品です。太さや素材はいろいろありますが、よく使うのは画像の昔ながらのステンレス製です。短く小回りがきくので、袖など狭いところでも扱いやすく、ゴムをしっかり挟め、頭に引っかかりがあるので引っ張りやすくスピーディーにできます。
使うときのポイント
ゴムはさむ部分の輪を下にずらして固定しますが、ゆるむと途中で抜けてしまうことがあります。
そのため、
・ゴムを後ろによせる時は「輪のすぐ上」を指でつまむ(ゴムを固定するため)
・一度引くごとに輪が緩んでいないか確認(輪を下げる)
・バックしない。(バックの時に輪が上がって緩むため)
この3点を意識するだけで、抜けにくくなります。
慣れると、スッとスピーディーに通せるようになります。洋裁を続けるうちに自然とコツがつかめてきますよ。
代用品
ゴム通しが無い場合は安全ピンでもOK。ゴムに刺して使うので抜けにくく、大小があればほとんどの場面で代用できます。
10.シール(表裏確認&パーツ迷子防止)

布の表裏がわからなくなる前に、布の購入後、表面に小さなシールを貼っておくのがおすすめです。
また、市販のシールがなくてもセロテープやマスキングテープでOKです。
■IIYAでは、次のように使います👇
◯ 布の“表”に貼る
まず購入した布の表面に、所々シールを貼ります。裁断後の残った布の再利用の時も迷わずにできます。
◯ 裁断後すぐに、全パーツへ
裁断して型紙を外したら、すぐ各パーツにシールを貼ります。特に似ている形のパーツは、型紙に記載されている番号(例:3/5 のように全体数つき)や、パーツ名を書いておくと安心です。(IIYAの型紙は全体数を記載してるので、作業終了後に必要枚数を数えて保存するので迷子になりません。)
■生地の表と裏について
◯布には基本的に「表」と「裏」があります。ただし――
・柄物・起毛生地・ジャガード・光沢素材・購入時に“表”と表示があるものなどは、比較的わかりやすいですが見ただけではほとんど違いが分からない布も多いです。
◯IIYAの考え方
もしわからない場合は、「好きな方を表」にして大丈夫です。 実際に裏面のほうがおしゃれだったり、模様がかわいかったりすることもあります。
服づくりは「自分が好きな仕上がり」にしてOK。それも楽しさのひとつです😊
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ここまで進んで、
「もっときれいに仕上げたい」「もう少し効率よく進めたい」
と感じた方のために、より便利な道具もご紹介していく予定です。
現在は、まず基本となる①の道具を中心にご案内していますが、
仕上がりをさらに高める②の道具については、準備が整い次第、改めて詳しくご紹介します。
近日中に公開予定ですので、どうぞ楽しみにお待ちくださいね。
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